膝関節鏡 鏡視下PCL再建術

POINT

①PCLの遺残組織（remnant）を温存するPCL補強術（augmentation）は検討する価値がある。 ②PCL augmentationは大腿骨側でのキラーターンの問題を解決できる可能性がある。 ③ 臨床成績において一束再建術より多重束再建術のほうがよいかどうかについてはまだ議論の 余地がある。 ④Transtibial法とtibial inlay法では臨床成績に差は認められないという研究が多い。 ⑤PCL augmentationは関節固有感覚の観点からも有用な可能性がある。