整形外科の手術手技-私はこうしている
上肢 手関節 手掌部小皮切手根管開放術の治療成績
森澤 妥
1
,
吉田 篤
,
河野 友祐
,
高山 真一郎
1国立病院機構埼玉病院 リハビリテーション科
キーワード:
手関節
,
手根管症候群
,
治療成績
,
中手
,
手根管解離術
,
皮膚切開
Keyword:
Carpal Tunnel Syndrome
,
Metacarpus
,
Wrist Joint
,
Treatment Outcome
pp.45-48
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015040681
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手掌部小皮切手根管開放術の治療成績について検討した。特発性手根管症候群116例126手を対象とした。術前の浜田分類は、grade Iが68手、grade IIが50手、grade IIIが8手であった。全例で夜間痛・強いしびれは術後早期に消失した。浜田の評価ではpoorはなかった。VASは術前平均87が最終診察時8と改善した。術中神経・動脈損傷はなかった。最終診察時、創部痛、有痛性瘢痕、pillar painを訴える患者はいなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2014