小児整形外科疾患 診断・治療の進歩
診断・評価の進歩 超音波、その他 思春期特発性側彎症の術中X線像から術後肩バランスは予測できるか
小林 祥
1
,
長谷川 智彦
,
大和 雄
,
安田 達也
,
有馬 秀幸
,
戸川 大輔
,
松山 幸弘
1浜松医科大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
思春期
,
術中モニタリング
,
脊柱側彎症
,
脊椎固定術
,
分散分析
,
後向き研究
,
コンピュータ支援手術
,
術中神経生理学的モニタリング
Keyword:
Analysis of Variance
,
Radiography
,
Puberty
,
Scoliosis
,
Spinal Fusion
,
Retrospective Studies
,
Monitoring, Intraoperative
,
Surgery, Computer-Assisted
,
Intraoperative Neurophysiological Monitoring
pp.43-48
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2014039847
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後方矯正固定術を行った特発性思春期側彎症27例を対象に、術中X線像と術後肩バランスを比較検討した。その結果、術後肩バランスは矯正X線像のTh1 tiltと有意な相関を示し、術中ならびに術後Th1 tiltは肩バランスの指標として有用であることが示唆された。また、Th1 tilt 7°以上では有意に術後の肩バランスが不良であり、術中はTh1 tiltを目安にして矯正を行う必要があると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013