発行日 2005年10月11日
Published Date 2005/10/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006049581
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ペルテス病に対する西尾式外転免荷装具の具体的な使用方法と治療成績を報告した.本装具は股関節を30°外転して骨頭を臼蓋内に納めるcontainmentと患肢の免荷を同時に行う.対象は片側ペルテス例98例で,男性85例,女性13例,平均初診時年齢6.5歳,平均経過観察期間は6.4年であった.最終経過観察時のStulberg分類はclassI 24例,classII 41例,classIII 20例,classIV 10例,classV 3例であり,経過良好群は全体の66.3%であった.年齢別では9歳以上と9歳未満の間に有意差を認めた.本装具は片側式のため日常生活の制限が少なく,治療成績は両側式装具よりやや劣るものの十分良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2005