発行日 2004年10月25日
Published Date 2004/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2005029232
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海綿骨介在型interference fit anchoring systemを用いた靱帯再建術を施行した手術22例22足(男15例,女7例,平均30歳)を対象とした.不安定性なしと判定して前距腓靱帯(ATFL)のみ再建したのが18例,不安定性を認めてARFLおよび踵腓靱帯(CFL)を再建したのが4例であった.American Orthopaedic Foot and Ankle Society Ankle Hindfoot Scale Scoreは,術前平均69.2点であったが,術後7~19ヵ月で97.1点に改善した.X線ストレス撮影における平均距骨傾斜角は術前14.9°が術後2.6°に,平均前方引き出し移動量は術前8.2mmが術後2.8mmに各々改善した.CFL再建例の距踵関節角は術前9.8°が術後3.3°に改善した.全例で術前,最終調査時とも可動域障害はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2004