認知症1,000万人時代を目前に控えて-最新の診断,マネジメント,そして分子標的治療へ
認知症の画像診断
森 墾
1
1東京大学 大学院医学系研究科生体物理医学専攻放射線医学講座放射線診断学分野
キーワード:
MRI
,
鑑別診断
,
認知症
,
認知症-血管性
,
脳循環
,
機能的神経イメージング
Keyword:
Cerebrovascular Circulation
,
Diagnosis, Differential
,
Dementia
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Dementia, Vascular
,
Functional Neuroimaging
pp.291-294
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017338870
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画像診断は,認知症における補助診断の一つに過ぎない.形態画像診断の意義は,脳血管性認知症以外の疾患が隠れていないか探すことにある.形態画像のみならず,機能画像を用いると認知症の本質的な病態により迫ることができる.MRIでも脳血流やglymphatic systemなどの機能的評価を行える.頭部の画像診断で異常所見を認めなくても,認知症を否定したことにはならない.
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