認知症1,000万人時代を目前に控えて-最新の診断,マネジメント,そして分子標的治療へ 認知症診療の最前線
兵庫県ならびに神戸市における認知症診療体制の現状
古和 久朋
1
1神戸大学 大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域
キーワード:
認知症
,
社会的支援
,
紹介と相談
,
神戸市
,
早期診断
,
兵庫県
,
高齢化社会
,
受療行動
Keyword:
Dementia
,
Patient Acceptance of Health Care
,
Social Support
,
Referral and Consultation
,
Early Diagnosis
pp.225-228
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017338856
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兵庫県と神戸市の認知症患者の早期発見を目指した体制を紹介した.認知症対応医療機関として,14の認知症疾患医療センターを中心とした専門医療機関に加えて,身近型の認知症対応医療機関を定めリストを関係部署に配布している.神戸大学医学部附属病院の認知症疾患医療センターが神戸市中央区の認知症初期集中支援事業を受託し,本事業を行った.チーム員会議に専門医が参加し,必要な場合には当センターの専門外来を速やかに受診可能とするなど,連携を強化した.一方でチーム員会議の構成員の育成が課題であることを指摘した.
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