内科医が診る不安・抑うつ どこまで診るのか、どこから診ないのか
内科医にできる不安障害・うつ病の評価と治療 職場における不安障害・うつ病への対応
吉田 菜穂子
1
1トーマツ 健康管理室
キーワード:
うつ病
,
労働衛生
,
不安症
,
職業リハビリテーション
,
社会的支援
,
紹介と相談
,
早期診断
,
タイミング
Keyword:
Anxiety Disorders
,
Depressive Disorder
,
Social Support
,
Referral and Consultation
,
Rehabilitation, Vocational
,
Occupational Health
,
Early Diagnosis
pp.250-253
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010107268
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職場では、患者の普段の生活を知る看護師・上司と連携することにより、疾病を早期発見しやすくなることがある。しばしば遭遇する気分障害(大うつ病、双極性障害)、適応障害、不安障害(パニック障害、社会恐怖、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害)の診断名および診断の助けとなる質問を念頭に置いておくと、専門科紹介もスムーズになる。主治医との情報交換は、患者の病態理解を助け、看護師・上司・人事と協力しながら治療のサポートを進めていくうえで重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010