心臓の虚血?-病態生理と臨床のはざまを埋める 診断 王道から匠の技まで
病歴聴取と身体診察 虚血性心疾患も問診と身体診察で80%が診断できるのか
平島 修
1
1徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター
キーワード:
胸痛
,
触診
,
心臓聴診法
,
病歴聴取
,
理学的検査
,
EBM
,
心筋虚血
,
視診
,
関連痛
,
バイタルサイン
,
無症候性疾患
Keyword:
Chest Pain
,
Heart Auscultation
,
Medical History Taking
,
Palpation
,
Physical Examination
,
Myocardial Ischemia
,
Evidence-Based Medicine
,
Pain, Referred
,
Vital Signs
,
Asymptomatic Diseases
pp.383-387
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017135851
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典型的な心筋梗塞が疑われる場合は問診・診察は最小限にして治療介入を急ぐ.教科書に書かれていない,患者が訴える「胸部症状」を大事にする.胸痛もOPQRSTに沿って漏れのない問診をする.身体診察は全般に感度が低いことを念頭に置いて,安易に除外しない.繰り返し丁寧に問診と診察を行う姿勢が問診と身体診察での診断率を上げる.
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