慢性腎臓病(CKD)診療を極める 診断と病因の分類
ネフローゼ症候群
今田 恒夫
1
1山形大学 医学部内科学第一講座
キーワード:
ネフローゼ-リポイド
,
ネフローゼ症候群
,
感染
,
血栓症
,
糸球体硬化症-巣状分節性
,
糸球体腎炎-膜性
,
糸球体腎炎-膜性増殖性
,
腎臓腫瘍
,
急性腎障害
,
発生率
,
予後
,
慢性腎臓病
,
生活指導
Keyword:
Infection
,
Glomerulosclerosis, Focal Segmental
,
Kidney Neoplasms
,
Nephrosis, Lipoid
,
Nephrotic Syndrome
,
Prognosis
,
Thrombosis
,
Glomerulonephritis, Membranous
,
Glomerulonephritis, Membranoproliferative
,
Incidence
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Acute Kidney Injury
pp.67-70
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016259144
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ネフローゼ症候群は大量の蛋白尿とこれに伴う低蛋白血症を特徴とする腎疾患で,この状態が持続または再発を繰り返すような慢性の経過をたどれば,慢性腎臓病(CKD)の一部分症となる.ネフローゼ症候群を呈する組織型により治療法,治療反応性,腎予後が異なるため,各組織型の特徴を考慮して対応する.CKDとしてのネフローゼ症候群の診療では,疾患自体の治療とともに,使用薬剤や加齢の影響,さまざまな合併症の予防と管理にも注意が必要である.
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