実践!頭痛診療-頭痛に悩む患者をどう診てどう治す? 頭痛一般
どのような患者が受診するか
柴田 興一
1
1東京女子医科大学東医療センター 内科
キーワード:
病院救急医療サービス
,
頭痛
,
頭痛-一次性
,
頭痛-二次性
,
外来診療
Keyword:
Ambulatory Care
,
Emergency Service, Hospital
,
Headache
,
Headache Disorders, Primary
,
Headache Disorders, Secondary
pp.735-737
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015211922
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頭痛を主訴に外来を受診する患者は,片頭痛,緊張型頭痛の順に多く,一次性頭痛の患者が多数を占める.救急外来において,二次性頭痛患者の受診はより頻度が高く,雷鳴頭痛の鑑別が重要となることがあるが,重度な頭痛に随伴症状を伴う片頭痛も多く受診する.三叉神経痛や後頭神経痛は,新規の発症であれば痛みの発現が突発性であることから救急外来を受診することがある.二次性頭痛として髄膜炎,副鼻腔炎,脳動脈解離,慢性硬膜下出血,くも膜下出血,脳腫瘍など緊急で入院治療が必要な疾患を念頭に置く必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2015