実践!頭痛診療-頭痛に悩む患者をどう診てどう治す? 頭痛一般
頭痛診療における頭痛ダイアリーの重要性
小川 果林
1
1東芝林間病院 神経内科・頭痛外来
キーワード:
記録
,
頭痛
,
患者情報
Keyword:
Headache
,
Records as Topic
pp.739-741
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015211923
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一次性頭痛の診療おいて頭痛ダイアリーは重要な位置を占める.慢性頭痛の診療ガイドライン1)においてもその使用は推奨されており,現在はさまざまな様式の頭痛ダイアリーが入手可能である.頭痛ダイアリーは現在の頭痛の状態を短時間に把握できるばかりでなく,その蓄積により治療効果の評価など過去の頭痛と比較することも可能である.また,患者と情報を共有することによって,患者-医師間のコミュニケーションも向上し,さらに患者も自身の頭痛を把握,評価できる.専門医のみでなく一般内科医の先生方にも頭痛ダイアリーを活用いただけるよう,頭痛ダイアリーから読み取ること,その利用方法につき解説する.
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