これだけは知っておきたい! 内科医のための神経疾患診療 common diseaseとしての神経疾患 内科医はどこまで診るべきか,どこからが専門医か
認知症
森永 章義
1
,
山田 正仁
1金沢大学 大学院医学系研究科脳老化・神経病態学(神経内科学)
キーワード:
Alzheimer病
,
Cholinesterase Inhibitors
,
Memantine
,
医師
,
医師の役割
,
危険因子
,
精神医学
,
認知症
,
認知症-血管性
,
病歴聴取
,
プライマリヘルスケア
,
有病率
,
アルゴリズム
,
紹介と相談
,
Lewy小体病
,
Mini-Mental State
,
行動心理学的症候
,
タイミング
,
長谷川式簡易知能評価スケール
Keyword:
Alzheimer Disease
,
Algorithms
,
Dementia
,
Cholinesterase Inhibitors
,
Medical History Taking
,
Memantine
,
Risk Factors
,
Psychiatry
,
Physician's Role
,
Physicians
,
Primary Health Care
,
Referral and Consultation
,
Dementia, Vascular
,
Prevalence
,
Lewy Body Disease
pp.863-867
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014162841
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2010年段階で本邦で約820万人が,認知症およびその前駆状態である軽度認知障害と報告されている.認知症の原因としてはAlzheimer病がもっとも多く,血管性認知症やLewy小体型認知症がそれに次ぐが,根本的な治療法のある病態も多く含まれており,これらを鑑別診断することが重要である.認知症の治療は認知機能低下に対するものと,周辺症状に対するものに大別される.周辺症状を悪化させないために,家族教育を含めた疾患理解と全人的な関わりが重要である.
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