睡眠障害診療のあり方 内科医と睡眠専門医との連携を目指して
内科疾患と睡眠障害
篠邉 龍二郎
1
,
塩見 利明
1愛知医科大学病院 睡眠科
キーワード:
睡眠時無呼吸症候群
,
高血圧
,
睡眠障害
,
糖尿病
,
肥満
,
メタボリックシンドローム
,
腎機能障害
Keyword:
Diabetes Mellitus
,
Hypertension
,
Obesity
,
Sleep Apnea Syndromes
,
Sleep Wake Disorders
,
Metabolic Syndrome
,
Renal Insufficiency
pp.221-225
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013091486
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内科診療では,肥満,高血圧,糖尿病,脂質異常症等の生活習慣病に対する治療・指導管理を行うケースが多い.病状の進行によっては,慢性腎臓病(CKD),虚血性心疾患,脳血管障害等を併発しているケースも少なくない.治療に抵抗性で生活習慣病のリスクが重積する場合には,睡眠障害を合併していることが多く,それが悪影響を及ぼしていることもある.リスクの高い患者には睡眠障害について問診を加え,その有無を確認し,睡眠障害が存在するなら治療介入を行うか,または睡眠医療を専門としている医療機関へ紹介すべきである.
©Nankodo Co., Ltd., 2013