発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001261077
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近年,肥満,耐糖能異常,高脂血症,高血圧症等の代謝異常は,各々の異常は軽度であっても,複数合併した病態では動脈硬化性疾患が高頻度に合併することが明らかにされた.これらの代謝異常は動脈硬化の発症,進展と綿密な関係をもつ危険因子として注目されるようになった.このような危険因子の集積は,危険因子重積症候群と呼ばれる.これらは内臓脂肪症候群,Syndrome X,死の四重奏,インスリン抵抗性症候群などと呼ばれるものと,本質的には同じものである.各々の危険因子の関連性とその病態について概説した
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