雑誌文献を検索します。書籍を検索する際には「書籍検索」を選択してください。

Internal Medicine Volume 111, Issue 1 （January 2013）

臨床雑誌内科 111巻1号（2013年1月発行）

末梢動脈疾患(PAD)　増加する動脈硬化性疾患,適切な診断と治療法内科医が知っておくべきPADの症状および診断法

頸動脈山本匡 ¹ ¹北海道循環器病院循環器科キーワード：デジタルサブトラクション血管造影 , 危険因子 , 頸動脈血栓症 , 頸動脈疾患 , 集団検診 , 脳虚血-一過性 , 脳梗塞 , 頸動脈狭窄 , MRA , 黒内障-一過性 , CT血管造影 , 頸動脈内膜中膜肥厚度 , 動脈硬化プラーク Keyword: Computed Tomography Angiography , Carotid Artery Diseases , Carotid Artery Thrombosis , Ischemic Attack, Transient , Mass Screening , Risk Factors , Angiography, Digital Subtraction , Carotid Stenosis , Magnetic Resonance Angiography , Amaurosis Fugax , Brain Infarction , Plaque, Atherosclerotic , Carotid Intima-Media Thickness pp.11-17

発行日 2013年1月1日 Published Date 2013/1/1

DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013077121

PDF(1098KB)

有料閲覧

文献概要
1ページ目

･末梢動脈疾患のうち,頸動脈病変として頸動脈狭窄症がある.･頸動脈のアテローム性プラークが破綻して血栓が形成され,それが塞栓子となり脳梗塞を発症することが知られている.･頸動脈は分岐部を有するために,血行力学的に動脈硬化をきたしやすい部位である.･頸動脈硬化を有することが全身性動脈硬化と相関している.･頸動脈硬化のリスク因子は動脈硬化のそれと同様である.･頸動脈エコーがスクリーニング検査として簡便である･頸動脈エコーは降圧や脂質管理の指標としても用いられる.･頸動脈狭窄症の症状には一過性脳虚血発作(TIA)や一過性黒内障などがある.