リンパ腫診療の基本-最良の治療を選ぶための基礎知識
《代表的な病型の最新の標準治療》濾胞性リンパ腫
石澤 賢一
1
1東北大学病院 臨床試験推進センター
キーワード:
Purines
,
腫瘍再発
,
腫瘍進行度
,
リンパ腫-濾胞性
,
造血幹細胞移植
,
Ibritumomab Tiuxetan
,
Bendamustine
Keyword:
Bendamustine Hydrochloride
,
Lymphoma, Follicular
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Neoplasm Staging
,
Purines
,
Hematopoietic Stem Cell Transplantation
,
Ibritumomab Tiuxetan
pp.213-217
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012299742
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・濾胞性リンパ腫は、全リンパ腫の約20%を占め、進行が年単位である。・限局期(臨床病期I、II期)の標準治療は放射線療法であるが、無治療経過観察が選択されることもある。・進行期の場合は、腫瘍量により治療方針が異なる。・低腫瘍量の場合は、無治療経過観察が選択される。・高腫瘍量の場合は、rituximab単独あるいはrituximab併用化学療法が選択される。・再発時には、rituximab再投与、bendamustine、プリン誘導体(fludarabine、cladribine)、放射免疫療法(ibritumomab)、造血幹細胞移植などの選択肢があり、それぞれの特徴に応じた使い分けが必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012