リンパ腫診療の基本-最良の治療を選ぶための基礎知識
《代表的な病型の最新の標準治療》MALTリンパ腫
小林 幸夫
1
1国立がん研究センター中央病院
キーワード:
ヘリコバクター感染症
,
Helicobacter pylori
,
胃腫瘍
,
腫瘍再発
,
リンパ腫-辺縁帯B細胞性
Keyword:
Neoplasm Recurrence, Local
,
Stomach Neoplasms
,
Helicobacter pylori
,
Helicobacter Infections
,
Lymphoma, B-Cell, Marginal Zone
pp.218-221
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012299743
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・胃の限局期MALTリンパ腫ではピロリ菌の有無によって治療方針が変わり、ピロリ菌陽性の場合には除菌療法の効果が期待される。・ピロリ菌陰性あるいは除菌療法無効例では放射線療法が行われる。・胃以外のMALTリンパ腫では、濾胞性リンパ腫に準じた治療方針がとられることが多い。経過観察も必要な選択肢である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012