これからの高齢者医療-診断・治療・予防への対応
《高齢者の救急疾患》脳卒中
細見 直永
1
,
松本 昌泰
1広島大学 大学院医歯薬学総合研究科病態探究医科学講座脳神経内科学
キーワード:
救急疾患
,
MRI
,
心エコー図
,
心電図
,
病歴聴取
,
Tissue Plasminogen Activator
,
脳卒中
,
頭部CT
Keyword:
Emergencies
,
Electrocardiography
,
Echocardiography
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Medical History Taking
,
Tissue Plasminogen Activator
,
Stroke
pp.1080-1086
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012088933
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・急性期疾患7D((1)発見、(2)出動、(3)搬送、(4)来院、(5)情報、(6)方針決定、(7)治療開始)が提唱されている。・脳卒中の早期検出に向けて、"Act FAST"で提唱されている「顔面麻痺」、「片麻痺」、「言語障害(構音障害や失語を含む)」の3症状を広く一般市民にまで公知する必要がある。・一過性脳虚血発作を疑った場合には、ABCD2Iに基づいた入院基準により急性期治療をする必要がある。・脳卒中は救急疾患であり、より早期からの適切な急性期治療が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011