大腸癌の最新事情-防止・治癒を目指して
《切除による治療》内視鏡的治療
小田島 慎也
1
1東京大学医学部附属病院 消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
腫瘍侵入性
,
腺腫
,
大腸腫瘍
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
スネア
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Adenoma
,
Colonoscopy
,
Neoplasm Invasiveness
,
Colorectal Neoplasms
pp.810-817
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012028856
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●現在行われている大腸癌に対する内視鏡治療法は、主にポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)である。●それぞれの内視鏡治療法にはそれぞれメリットとデメリットがあり、内視鏡治療適応と診断された病変に対しては、術前に詳細な観察を行ったうえで、その病変に適した治療方法で切除することが重要である。●大腸癌の内視鏡治療を行う場合は、切除技術の習得のみでなく、治療適応を正確に判断する内視鏡診断能の習得が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011