頭痛・めまいの診療 確実な診断・治療をするために今必要なこと
見逃してはいけない危険な頭痛を診断・治療する 脳腫瘍と頭痛
上津原 甲一
1
1鹿児島市立病院 脳神経外科
キーワード:
下垂体腫瘍
,
頭痛
,
脳室腫瘍
,
脳腫瘍
,
テント下腫瘍
,
テント上腫瘍
,
頭痛障害
Keyword:
Cerebral Ventricle Neoplasms
,
Brain Neoplasms
,
Headache
,
Pituitary Neoplasms
,
Supratentorial Neoplasms
,
Infratentorial Neoplasms
,
Headache Disorders
pp.873-877
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009197983
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
頭痛は、大きく一次性頭痛と二次性頭痛とに分けられる。一次性頭痛で生命に危険が及ぶことはないが、二次性頭痛では診断の過ちが、重篤な状態を引き起こす。このため二次性頭痛の機序や臨床像の特徴を把握し、早期に的確な診断をしなければならない。脳腫瘍の頭痛は牽引性頭痛であるが、腫瘍自体の牽引と頭蓋内圧亢進による牽引があり、変化をみせるため、注意深い観察が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009