内科医が診る関節リウマチ State of Art
特殊な状態に対する配慮 小児
稲毛 康司
1
1日本大学医学部附属練馬光が丘病院 小児総合診療科
キーワード:
Ibuprofen
,
Methotrexate
,
Prednisolone
,
関節炎-若年性
,
成長障害
,
ブドウ膜炎
,
Etanercept
Keyword:
Etanercept
,
Arthritis, Juvenile
,
Ibuprofen
,
Growth Disorders
,
Methotrexate
,
Prednisolone
,
Uveitis
pp.698-701
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009143428
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若年性関節リウマチ(JRA)の病名が、若年性特発性関節炎(JIA)という病名に変わろうとしている。病型分類も、若年性関節リウマチの3病型から、若年性特発性関節炎の8病型に細分化した。治療内容も生物学的製剤の出現で、大きな変化がみられるようになった。しかし、従来の薬物療法を的確かつ確実に施行したうえでの、生物学的製剤の使用が原則である。小児期から長期にわたる生物学的製剤の使用は、予想もしなかった晩期の副作用出現も含めて、監視をしていく必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2009