内科医が診る関節リウマチ State of Art
臓器合併症に対する対処法 腎病変
中村 正
1
1熊本リウマチセンター リウマチ膠原病内科
キーワード:
Methotrexate
,
Penicillamine
,
関節リウマチ
,
糸球体腎炎-膜性
,
生検
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
Tacrolimus
,
アミロイドーシス-腎臓
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Biopsy
,
Methotrexate
,
Penicillamine
,
Tacrolimus
,
Glomerulonephritis, Membranous
pp.684-687
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009143425
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関節リウマチ(RA)の腎病変は日常臨床上高頻度で、病理組織学的には膜性腎症、メサンギウム増殖性糸球体腎炎、AAアミロイドーシス、微小変化の順に多い。腎病変の原因として、薬剤性、AAアミロイドーシス、血管炎、Sjoegren症候群合併などがあげられるが、前二者がとくに重要である。日常臨床的に検尿を行い、異常の早期発見に努め、薬剤性であれば中止、AAアミロイドーシスであれば治療強化が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009