内科医が診る関節リウマチ State of Art
診断に必要な知識とは? 内科医が知っておくべきポイント 疾患活動性と薬効評価に必要なDAS28とは?
齋藤 和義
1
,
田中 良哉
1産業医科大学 医学部第一内科学講座
キーワード:
C-Reactive Protein
,
関節リウマチ
,
赤血球沈降速度
,
抗リウマチ剤
,
重症度指標
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Blood Sedimentation
,
C-Reactive Protein
,
Severity of Illness Index
,
Antirheumatic Agents
pp.636-640
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009143415
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disease activity score(DAS)28は、関節リウマチ(RA)の評価指標で、疾患活動性の絶対値が算出できる。DAS28-ESRが5.1を超えると疾患活動性が高い、3.2~5.1で中等度、3.2未満で低い、2.6未満で臨床的寛解と判定され、寛解基準である2.6未満が治療目標となる。DAS28の治療前後の差をもって、治療効果判定が可能である(good、moderate、no responseの3段階で評価)。DAS28には、骨破壊に関する因子が含まれていないので、別に評価する必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2009