感染症の治療 抗菌薬を使いこなそう
薬剤耐性菌をターゲットとした新規抗菌薬の特徴と使い方
松本 哲哉
1
1東京医科大学 微生物学講座
キーワード:
抗感染剤
,
抗細菌剤
,
糖ペプチド
,
Macrolides
,
新薬開発
,
Beta-Lactams
,
Fluoroquinolones
,
細菌薬剤耐性
,
Lipopeptides
Keyword:
Anti-Infective Agents
,
Anti-Bacterial Agents
,
Glycopeptides
,
Macrolides
,
Fluoroquinolones
,
Drug Resistance, Bacterial
,
beta-Lactams
,
Drug Discovery
,
Lipopeptides
pp.952-959
発行日 2008年11月1日
Published Date 2008/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008377926
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従来に比べて、新たに開発される抗菌薬は確実に減少傾向にあるが、それでも、特徴のあるさまざまな新薬がすでに市販されたり、開発段階にある。現在開発中の抗菌薬の多くは、耐性菌に対する抗菌活性が重要な課題となっており、とくにMRSAなどへの作用を強めるとともに、より広域の抗菌活性を有している。これらの新薬は、今まで以上に広域な抗菌薬が多いため、適応をしっかりと判断し、抗菌薬の適正使用に努める必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2008