膠原病診療のブレークスルー 早期診断・早期治療のポイント
早期診断・早期治療のこつと治療のアルゴリズム Sjoegren症候群
白岩 秀隆
1
,
武井 正美
1日本大学 血液膠原病内科
キーワード:
Sjoegren症候群
,
腎臓疾患
,
分類
,
アルゴリズム
,
肺炎-間質性
,
早期診断
Keyword:
Algorithms
,
Classification
,
Kidney Diseases
,
Sjogren's Syndrome
,
Lung Diseases, Interstitial
,
Early Diagnosis
pp.660-663
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008167387
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Sjoegren症候群(SS)は、涙腺・唾液腺などの外分泌腺に乾燥症状をきたす原因不明の自己免疫疾患である。ドライアイ、ドライマウスが本疾患の主要徴候であり、生命予後はおおむね良好な疾患である。他の自己免疫疾患を併発する病型(二次性Sjoegren症候群)や、肺、腎、皮膚、造血器などの多臓器に重篤な障害を合併する病型(腺外型)が存在し、とくに細心の注意が必要である。診断・治療は、乾燥症状の場合は主に対症療法となるが、臓器障害を合併する場合は病態に応じた総合的な対応が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008