腫瘍内科診療データファイル
疾患からみる各種癌の診断・治療 消化管 胃癌
濱口 哲弥
1
,
笹子 三津留
1国立がんセンター中央病院 消化器内科
キーワード:
Cisplatin
,
胃腫瘍
,
腫瘍再発
,
腫瘍進行度
,
腫瘍侵入性
,
腹腔鏡法
,
Irinotecan
,
Tegafur-Uracil
,
TS-1
,
内視鏡的粘膜切除術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Cisplatin
,
Neoplasm Invasiveness
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Neoplasm Staging
,
Laparoscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Irinotecan
pp.1167-1173
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008061406
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国内の切除不能な進行再発胃癌に対する一次治療の標準治療は、tegafur・gimeracil・oteracil potassium配合(TS-1)+cisplatin(CDDP)併用療法であると考えられるようになった。二次治療は、まだ十分なエビデンスが確立されていない。そのため臨床では、胃癌の進行に伴う全身状態の悪化や臓器機能障害を加味して、エビデンスの高い治療から選択していく必要がある。国内の術後補助化学療法の標準治療は、stage II/III症例においてはTS-1の術後1年間の内服であると考えられるようになった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007