B型肝炎の新たな治療展開
キメラマウスを用いた研究
今村 道雄
1
,
平賀 伸彦
,
茶山 一彰
1広島大学 大学院医歯薬学総合研究科分子病態制御内科学
キーワード:
肝炎-B型
,
キメラ
,
クローン細胞
,
SCIDマウス
,
トランスジェニックマウス
,
肝細胞
Keyword:
Chimera
,
Clone Cells
,
Hepatitis B
,
Mice, Transgenic
,
Mice, SCID
,
Hepatocytes
pp.706-709
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007346156
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肝炎ウイルスの研究のためには、小動物を用いた感染モデルが必要である。マウス肝臓が高度にヒト肝細胞に置換されたヒト肝細胞キメラマウスを用いて、B型、およびC型肝炎ウイルス感染マウスを作製した。作製した肝炎ウイルス感染マウスは、抗ウイルス薬の効果判定に有用であった。肝炎ウイルス感染マウスは、今後、新規候補となる抗ウイルス薬の生体内における効果判定や、肝炎ウイルスの感染・増殖のメカニズムの解明に有用であると思われる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007