慢性腎臓病 CKDキャンペーンをめぐる話題
CKDの現状を知る CKD対策を総合的に進める国際的な動き
本田 浩一
1
,
秋澤 忠男
1昭和大学 医学部腎臓内科
キーワード:
糸球体濾過率
,
心臓血管疾患
,
腎臓疾患
,
腎不全-慢性
,
慢性疾患
Keyword:
Cardiovascular Diseases
,
Chronic Disease
,
Glomerular Filtration Rate
,
Kidney Diseases
,
Kidney Failure, Chronic
pp.29-31
発行日 2007年7月1日
Published Date 2007/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007246380
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末期腎不全患者は増加傾向にあり、腎機能障害は心血管病変(CVD)の発症・進展の独立した危険因子である。無症候期から末期までの一連の腎障害(慢性腎臓病:CKD)対策は、末期腎不全患者の減少につながるとともにCVDの予防にも関連することから、エビデンスに基づいた診療ガイドラインによる包括的なCKD管理が求められている。世界各国でCKD管理の重要性が認識され、国際的に統一されたCKD対策ガイドラインの作成と、それを広く普及させる目的で国際的な組織、Kidney Disease:Improving Global Outcome(KDIGO)が設立された。
©Nankodo Co., Ltd., 2007