内科医のためのパーキンソン病診療
パーキンソン病の治療戦略 早期患者への治療方針
村田 美穂
1
1国立精神・神経セ武蔵病院 神経内科
キーワード:
Levodopa
,
SPECT
,
Parkinson病
,
Dopamine Agonists
,
診療ガイドライン
,
Iometopane 123I
Keyword:
Levodopa
,
Parkinson Disease
,
Tomography, Emission-Computed, Single-Photon
,
Practice Guidelines as Topic
,
Dopamine Agonists
,
2beta-carbomethoxy-3beta-(4-iodophenyl)tropane
pp.787-791
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007169024
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最近の知見により早期治療の重要性、L-dopa(levodopa)の重要性が再認識されてきている。発症年齢により、運動合併症の出現しやすさが異なるので、若年発症ではドパミン受容体刺激薬(アゴニスト)を中心に、高齢発症者ではL-dopaを中心に治療計画を立てる。初期から適切な治療をして、よりよい状態を維持することが重要である。運動合併症の出現しやすさのほか、症状の改善度、改善までに要する時間、医療費なども加味して治療方針を立てることが重要である。治療により症状が改善することを、患者および家族に十分に説明することも重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007