インフルエンザ診療の新展開 パンデミックを視野に入れた戦略
次のパンデミックに向けて 日本のパンデミック対策
佐藤 愛
1
1厚生労働省健康局 結核感染症課
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
インフルエンザ-トリ
,
疾病の発生
,
感染症予防
,
インフルエンザウイルスA型H5N1亜型
Keyword:
Communicable Disease Control
,
Disease Outbreaks
,
Influenza in Birds
,
Influenza, Human
,
Influenza A Virus, H5N1 Subtype
pp.859-863
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007076268
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昨今の鳥インフルエンザの地理的な拡がりを受けて、世界中で新型インフルエンザの発生が危惧されている。新型インフルエンザの発生に備えて、平成17年(2005年)10月、厚生労働省に「新型インフルエンザ対策推進本部」が設置され、同年11月には「新型インフルエンザ対策行動計画」を策定・公表した。「新型インフルエンザ対策行動計画」では、新型インフルエンザ発生状況を6つのフェーズに分け、計画と連携、サーベイランス、予防と封じ込め、医療、情報と共有の5つの分野について対応を規定している。新型インフルエンザが発生した際の医療提供体制や診断・治療、院内感染対策等について、現在検討を進めている。
©Nankodo Co., Ltd., 2006