発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006186489
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
膠原病患者に起こる意識障害は,疾患自体によるものと,治療による合併症として出現するものとがある.疾患自体によるものには血管炎,血栓症など血管に基づく病変や,髄膜炎などの炎症性病変などがある.治療や合併症に伴う意識障害には,尿毒症性脳症,高血圧性脳症,動脈硬化病変,頭骸内出血,脳梗塞,薬剤性,日和見感染,高血糖・低血糖による意識障害もみられる.診断にあたっては,薬歴を含めた詳細な病歴,神経所見を正確にとり,血液検査,尿検査,髄液検査,脳波,画像診断の補助検査を参考にして診断する
©Nankodo Co., Ltd., 2006