発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005291093
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82歳女.脳梗塞後に経口摂取不能となり,内視鏡的胃瘻造設術(外部ストッパー付きバルーン式胃瘻チューブを使用)が施行されていた.老人保健施設入所時から時々嘔吐を認めていたが,約半月後に噴水様嘔吐が出現し,胃瘻栄養中止では改善せず入院となった.入院時,胃瘻周囲から廃液がみられ,上部消化管内視鏡検査では胃瘻チューブのバルーンが十二指腸球部に嵌頓し,胃前庭部は拡張できなかった.ボタン+バンパー型胃瘻チューブに交換したところ,嘔吐及び胃瘻周囲の廃液は消失した
©Nankodo Co., Ltd., 2005