発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251856
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腎不全患者の心血管系病変合併率は高く,心不全は過去20年間一貫して本邦維持透析患者の死亡原因のトップに位置している.維持透析中末期腎不全患者では心肥大,拡張,動脈硬化,心筋虚血などの心血管系合併症が心臓-血管悪循環とも呼ぶべき相互増悪連鎖を形成し,その終末像である心不全にいたる.維持透析中末期腎不全患者の心血管系合併症対策上,ACEI,ARBを中心とした高血圧治療,Ca-P調節障害の管理,腎性貧血治療は重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005