発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2004048364
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64歳男.硬膜動静脈奇形のために数回の治療を受けていたが,脳血管撮影を右大腿動脈穿刺によるカテーテル法を施行されたことを契機に胸痛が発症し,入院となった.精査により肺塞栓症と診断し保存的治療を行っていたところ,突然に右半身の運動能の低下と知覚低下をきたし,脳血管造影にて左前大脳動脈の血栓塞栓性閉塞を認め,alteplaseを経カテーテル的に選択的投与し,血栓は溶解し再開通に成功し同時に症状は完全に消失した
©Nankodo Co., Ltd., 2003