発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2004048365
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症例1は75歳男.慢性心不全に伴う自覚症状を伴わない連発性心室期外収縮が認められたことから心保護作用を期待してValsartan 40mg/日を投与したところ,2ヵ月後には心室性期外収縮の2連発はほぼ完全に消失した.症例2は70歳男.高血圧症の加療中に右足背部有棘細胞癌にて手術のために入院し,術前検査にて連発性心室期外収縮を認め,血圧コントロールを目的にValsartan 40mg/日の投与を開始したところ,1.5ヵ月後には血圧が改善し連発性心室期外収縮は改善した.2例とも有害な副作用はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2003