発行日 2002年2月1日
Published Date 2002/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002121487
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54歳女.精査の結果,好中球主体の白血球減少を呈した全身性エリテマトーデスと診断した.血清中の抗好中球抗体(NBIgG)は陰性であったが,two colour flowcytometryにより好中球付着性IgG(NAIgG)を検出し,病態に関与したと考えられた.G-CSF連日投与とステロイドパルス療法を開始し,後療法としてプレドニゾロンを投与した.経過は良好で,抗DNA抗体価の低下,白血球数と好中球数の上昇とともに,NAIgG陽性率も低下し,現在外来にて経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2002