臨床室
下垂足を契機に診断された抗好中球細胞質抗体関連血管炎の1例
井上 三四郎
1
,
吉田 裕俊
,
富永 冬樹
,
幸 和博
,
田尾 義昭
1国立病院機構福岡東医療センター 整形外科
キーワード:
胸部X線診断
,
鑑別診断
,
尖足変形
,
致死的転帰
,
血管炎-抗好中球細胞質抗体関連
,
死亡時画像診断
,
胸部CT
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Equinus Deformity
,
Radiography, Thoracic
,
Fatal Outcome
,
Anti-Neutrophil Cytoplasmic Antibody-Associated Vasculitis
pp.1161-1164
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017028914
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
70歳男。右下肢痛が出現し、前医にて脊椎変性病変を疑われ当院紹介となった。初診時、右下垂足を呈し、胸部X線にて間質性肺炎を認めた。その後、SpO2が低下し肺炎の急性増悪を来たし、検査でMPO-ANCA高値が判明し、抗好中球細胞質抗体関連血管炎の診断に至ったが、呼吸状態が悪化し入院22日目に死亡した。
©Nankodo Co., Ltd., 2016