臨床室
足背部に皮下膿瘍を形成した黒色菌糸症の1例
野崎 健治
1
,
飛田 正敏
,
市本 裕康
,
勝部 浩介
,
河野 大助
,
齊鹿 稔
1島根県立中央病院 整形外科
キーワード:
Gadolinium
,
MRI
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
膿瘍
,
足部疾患
,
細菌培養
,
黒色菌糸症
,
長母指伸筋
Keyword:
Abscess
,
Diagnosis, Differential
,
Foot Diseases
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Phaeohyphomycosis
,
Gadolinium
pp.50-52
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016136617
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
75歳男。2ヵ月前より左足背部の腫瘤を自覚し、徐々に増大したため、精査加療目的に近医より当科紹介となった。初診時、左足背部に2cm大の腫瘤を認め、超音波像・MRI所見より被膜を伴った限局性の皮下軟部腫瘤を考え、腫瘤摘出術を行った。病理組織学的に足背部に皮下膿瘍を形成した黒色真菌症と診断された。術後2年7ヵ月の時点で疼痛や再発はみられない。
©Nankodo Co., Ltd., 2016