発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2015150418
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過去6年間に当院で頸椎椎弓形成術を行った295例を対象に、血液透析群66例と非透析群229例に分け周術期合併症について検討した。その結果、出血量は両群間で有意差を認めなかったが、血液透析群では術前Hb値が有意に低く、輸血例が多かった。再手術は透析群の1例、非透析群の2例で行い、術後1年以内の死亡は透析群で4例認め、うち周術期の死亡は1例のみであった。術後JOAスコアは両群ともに有意に改善し、平林法による改善率は透析群23.1%、非透析群39.3%であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015