臨床室
頸部神経根性疼痛に対して超音波ガイド下神経根ブロックを施行した4例
松井 智裕
1
,
仲西 康顕
,
松村 憲晃
,
島岡 宏行
,
桝田 義英
,
田中 康仁
1阪奈中央病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
MRI
,
神経ブロック
,
インターベンショナル超音波診断
,
頸椎症性脊髄症
,
疼痛-神経因性
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Nerve Block
,
Neuralgia
,
Radiography
,
Ultrasonography, Interventional
pp.121-123
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014188446
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症例1は64歳女で、単純X線像にてC4~C7の椎体後方に骨棘の突出を認めた。症例2は70歳女で、MRIにてC4/C5~C7/C8の椎間板後方突出を認めた。症例3は51歳男で、MRIにてC5/C6~C6/C7椎間板の右後方突出を認めた。症例4は47歳女で、MRIにてC5/C6~C6/C7椎間板の後方突出を認めた。症例1と2はデキサメタゾンとリドカイン塩酸塩、症例3はリドカイン塩酸塩とベタメタゾン、症例4はジブカイン塩酸塩とデキサメタゾンによる超音波ガイド下神経根ブロックを行い、疼痛はほぼ消失した。症例4は20ヵ月後に再発したが、再度同様のブロックにより改善した。
©Nankodo Co., Ltd., 2014