問題点の基礎的検討
Segmental spinal correction systemに関する生体力学的研究
渡部 貴大
1
,
中上 祐希
,
榊原 紀彦
,
吉川 高正
,
稲葉 忠司
,
笠井 裕一
1三重大学 大学院機械工学専攻
キーワード:
生体力学的現象
,
骨ねじ
,
疾患モデル(動物)
,
脊柱
,
脊椎固定術
,
脊椎損傷
,
凍結保存
,
生物材料の保存
,
イノシシ
,
脊椎制動術
Keyword:
Bone Screws
,
Biomechanical Phenomena
,
Disease Models, Animal
,
Preservation, Biological
,
Spinal Fusion
,
Spinal Injuries
,
Spine
,
Cryopreservation
,
Sus scrofa
pp.1213-1216
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014007166
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Segmental spinal correction system(SSCS)を施した際の隣接椎間への影響について検討した。イノシシ死体腰椎脊椎8体を用いた。試験体のモデルとして、何も操作を加えていない正常モデル(intact)、両側の椎間関節を全切除したinjuryモデル、injuryモデルのL3-L4に椎弓根スクリューを刺入したPSモデル、injuryモデルのL3-L4にhinged screwを刺入したSSCSモデルを作成した。PSモデルのトルクおよび隣接椎間のROMは、injuryモデルと比較して全方向において有意に増加した。SSCSは、責任椎間および隣接椎間のROMはPSモデルと比べてほとんど変化しないことが判明した。SSCSモデルでは、可動性を許容する機構があまり機能しておらず、ほとんどPSモデルと同じ固定性を有していることが示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2013