発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010269555
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観血的整復固定術が困難な橈骨頭・頸部骨折に対し、モジュラー型人工橈骨頭置換術を行った6例(男性2例、女性4例、40~67歳・平均54.8歳)を対象に、治療成績を検討した。最終観察時、3例は疼痛の訴えがなく、日常生活で支障を認めなかった。2例は重労働で軽度疼痛が残存し、1例は同時期に肩関節拘縮に対し授動術を行い、その後上肢の安静時疼痛が残存していた。最終観察時の肘関節ROMは伸展平均-14.2°(-20°~0°)、屈曲平均130.8°(110°~140°)で、前腕回旋ROMは回内平均83.3°(60°~110°)であった。JOAスコアは平均86.5(64~96点)、MEPI(Mayo elbow performance index)は平均86.5(50~100)点であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010