発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007342037
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
リン酸カルシウム骨ペースト(CPP)の生体内での吸収・置換をハイドロキシアパタイト顆粒(HA)を対照として単純X線像を用いて比較・検討した。橈骨遠位端からの移植骨採取後の骨欠損部に人工骨を補填し8ヵ月以上経過観察できた12例を対象とした。術後8~10ヵ月時のCPPの吸収率3.3%は、HAの0.2%に比べてやや高い傾向はあったが有意差はなく、その量はきわめてわずかであった。一塊として充填したCPPはほとんど骨に置換されない。
©Nankodo Co., Ltd., 2007