発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007226700
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81歳女。右股関節痛を主訴とした。6年前に右股関節脱臼骨折を受傷し、骨接合術後人工股関節全置換術を施行されていた。X線像と3次元CTでは臼蓋コンポーネントが中心性脱臼し外腸骨動脈を圧排していた。左半側臥位で後腹膜進入法にて外腸骨動脈を確保しSmith-Petersen進入法で股関節を展開したところ、臼蓋に巨大な骨欠損を認めたため同種骨移植とカップサポーターによる強固な臼蓋再建を行い、一期的に臼蓋コンポーネントの再置換を行った。術後3週目から部分荷重による立位訓練を行い、7週でステッキ歩行により退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2007