発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007037999
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14歳男。ランニング中に右膝痛が出現し受診した。MRI所見から後十字靱帯周囲に発生したガングリオンと診断し、関節鏡下に摘出した。術後2ヵ月が経過しても疼痛が消失しないためMRIを撮像したところガングリオンの残存を認め、再手術(4ヵ月後)を予定した。しかし4ヵ月後には疼痛はなくなっており、MRI撮像したところガングリオンはほとんど消失していた。このため手術は中止し、経過観察とした。術後約1年の現在、疼痛は認めておらず、ガングリオンは自然消退したものと考えている。
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