発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006220280
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変形性膝関節症(OA膝)に対する鏡視下デブリドマンの術後成績を評価し,また保存的治療に抵抗する症例への有効性および適応と限界を,日常の診療で撮影する立位X線像およびMRIより検討した.OA膝と診断し,治療後2年以上追跡可能であった55例57膝を対象とした.鏡視下デブリドマンを行った35例37膝を手術群,保存的治療のみを行った20例20膝を対照群とした.術後2年までは効果を認めたが,術後2年において保存的治療と比較し,その有効性を認めなかった.立位X線像にてK-L分類grade IIまでの症例および,MRIにて軟骨下骨病変を認めない症例に有効性があることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2006