発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006128153
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「傷を消毒しない・乾燥させない」ことを基調とする新しい創傷治療法である閉鎖療法を行った180例と従来の「消毒を行い乾燥させる」ことを基調とする開放療法を行った147例の創傷治癒過程を比較検討したところ,開放群では4.76%に創感染がみられたのに対し,閉鎖群では感染例はなかった.これまで経験した閉鎖療法を行った症例の感染率は0.56%と過去の開放群全体の1.36%よりも低かった.又,擦過症では治療期間に差はなかったが,皮膚欠損例では閉鎖群の方が平均約1.21日程度治療期間は短縮する傾向が認められた
©Nankodo Co., Ltd., 2006