発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005154774
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症例1は18歳女性で陸上競技中に左足部痛が出現,左足をかばうように歩行したところ2ヵ月後に右足背部痛と腫脹が出現し近医にて右舟状骨骨折と診断され紹介来院となった.初診時,単純X線像で右舟状骨外側1/3に透亮像を認め仮骨形成は認めなかった.右舟状骨疲労骨折後偽関節の診断にて偽関節部の掻爬後に脛骨内果より採取の海綿骨を移植した.術後1年経過の現在,歩行時痛もなく経過良好である.症例2は18歳女性で,演劇のバレエ稽古中に左足部痛と腫脹が出現,症例1と同様の画像所見・診断にて同様の手術を施行し術後3ヵ月半で舞台に復帰した.しかし,5ヵ月半で下腿骨骨折し現在リハビリテーション中であるが,偽関節手術部は術後1年2ヵ月の現在良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2005