発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003308711
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吸収性生体材料3種類(VM:Vicrylメッシュ,DM:Dexonメッシュ,PDSテープ)を用いて肩腱板の再建術に用いることを想定した基礎研究として,試験管内及びウサギの生体内における経時的な機械特性の衰弱を検討した.その結果,VM,DMは早期に最大破断張力が減衰し,腱の再建材料には適さないことが推定された.組織反応はVM,DMに比べPDSテープで少なく,線維の融解像も同様に少なかった.PDSテープの臨床応用には,材料の形状や様々な組織内での反応性についての検討が必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2003